アトピーの治療法

アトピー性皮膚炎の治療法には様々あります。代表的なものは「ステロイド」です。副腎皮質ホルモン剤ステロイド外用剤は、過剰になっている免疫反応を抑える効果があります。これによって、症状を和らげます。炎症の部位や症状の度合いによって、使い分けるように段階があります。しかし、副作用もあり、皮膚の萎縮や感染症、毛細血管が拡張するなどがみられます。

タクロリムス外用薬という薬の利用もあります。プロトピック軟膏とも言われます。妊娠中や授乳期の使用を禁止するなど、ステロイドのStrong段階くらいの強さがあるといわれています。症状がひどく皮膚が壊れている場合に浸透する性質があるため、炎症が強い場合に使われます。



抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬もあります。かゆみによるかきむしりなど悪循環に陥りやすいアトピー性皮膚炎のかゆみを抑えることで、その悪循環を断とうとするものです。効果があらわれるまでに時間がかかるという特徴があるので、即効性をもとめる場合には向きません。

塗り薬以外に内服薬も使われます。シクロスポリン内服療法は2008年に認可された療法です。まだ導入されて日が浅い薬です。

こうした薬以外に、皮膚の保湿を目的としてスキンケア製品を使う場合もあります。自分の肌に合うかどうかをきちんと確かめた上での使用は、効果が期待できます。また、漢方治療も行われています。鍼灸治療、漢方薬服用などで体質改善をし効果をだそうとするものです。また、漢方の薬草を入れて入浴するなども行われています。他にはアレルギーの原因であるアレルゲンを除く、アレルゲン除去も治療法の一つだといわれています。いくら薬を飲んだりしても、近くに原因があると治療の効果がなかなかあらわれません。これは、大人になってからのアトピーに有効です。

様々な治療法がありますが、自分に合う医師と細かく相談をし、きちんとした診断を受け、自分に合った治療法を見つけなければなりません。  

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